群馬県吾妻郡の旅(中之条町編)
群馬県吾妻郡の旅(中之条町編)
群馬県の北西部に位置する吾妻郡に行ってきました。まず『吾妻』は「あずま」ではなく「あがつま」と読みます。吾妻郡といわれてもピンとこない方も多いと思いますが、草津温泉で有名な草津町もこの吾妻郡に属しています。今回訪れたのは中之条町です。
今回の訪問場所
1.らーめんダイニング庵
2.チャツボミゴケ公園
3.太子駅跡
1. らーめんダイニング庵
『らーめんダイニング庵』さん
以前にテレビ朝日、帰れマンデー見っけ隊!!でサンドウィッチマンさん、石塚(ホンジャマカ)さん、魔裟斗さん、渡辺直美さんが訪れたお店です。
12時ちょっと過ぎに到着した時、3組の方が外で順番待ちをしていました。
今回は、数量限定の濃厚鶏豚白湯麺、そしてテレビを見た時に気になっていた和え玉(らーめん注文時の同時注文のみ可能)を注文。
濃厚鶏豚白湯麺は商品名の通り濃厚ながら動物系の臭みがなく美味しかったです。
ストレートな細麺との相性もよかったです。
こちらが、気になっていた和え玉。
チャーシュー、焦がしニンニク、長ネギに醤油らーめん用のかえしでしょうか?(自信はありません)が入っていました。
和えて食べるとニンニクの香ばしさが味を引き立ててとても美味しく、らーめんに入れるのを忘れてほとんどを和え玉のままで食べてしまいました。
住所 :群馬県吾妻郡中之条町大字折田2198-1
営業時間:11:30~13:30
17:30~22:00
定休日 :月曜日(祝日の場合昼営業のみ、翌日火曜日休み)
2.チャツボミゴケ公園
チャツボミゴケ公園周辺は群馬鉄山と呼ばれ、日本有数の褐鉄鉱鉱床でした。昭和19年~40年まで日本鋼管=現JFEスチール(株)によって鉄鉱石の採掘が行われて、戦時中は鉄の需要が高まり、国の命により増産が求められました。当時、露天掘り鉱山としては国内2位の生産量を誇りました。
昭和41年(1966年)に閉山。その後、平成24年(2012年)に中之条町に無償譲渡されました。
『チャツボミゴケ公園』はラムサール条約湿地の登録された、芳ヶ平湿地群の一角にあります。
2018年より自然環境保護のため一般車両の乗り入れが規制されています。車でお越しの場合は、チャツボミゴケ公園の手前1.3kmの場所に駐車場がございます。駐車場の一角に管理棟があり、入園料(600円)を支払うとチャツボミゴケ公園入口付近までマイクロバスで送迎してくれます。
なぜ褐鉄鉱鉱床にチャツボミゴケが群生しているのか?それには理由があります。実は、チャツボミゴケが長い年月をかけて鉄鉱石に変化したからなのです。そして、このチャツボミゴケは世界中にあるコケの中で最も耐酸性が強く、育つには強酸性の水が必要。日本ではこの場所と阿蘇の2ヵ所のみ生息。強酸性の草津温泉が近く(草津温泉湯畑から車で20分程・直線距離にして約4km程度)にあり立地条件としても整っています。
鑑賞するための散策路も整備されており、散策中は硫黄の匂いも感じることができます。
住所 :群馬県吾妻郡中之条町入山字西山13-3
3.太子駅跡
旧国鉄吾妻線の駅(廃駅)
太子駅は鉄鉱石の積み込み・運搬するために昭和20年(1945年)に貨物専用線として開業した駅です。チャツボミゴケ公園(群馬鉄山)で採掘された鉄鉱石を空中ケーブルを利用し、ここ太子駅ホッパー塔(当時は3階建)へと運ばれました。そして、ここから鉄道にて京浜地域にある日本鋼管川崎製鉄所へと輸送されて行きました。
昭和20年(1945年)に貨物専用線として開業した太子駅は、地元住民からの強い要望を受け昭和29年(1954年)に乗客の乗り入れを開始。しかし、昭和41年(1966年)に鉱山が閉山すると地元住民から存続を懇願されるも昭和46年(1971年)の廃線となってしまいました。
住所 :群馬県吾妻郡中之条町大字太子251-4
電話番号:0279-95-3055
営業時間:10:00~16:00
入館料 :200円(※チャツボミゴケ公園で入園料を払う時に無料になる周遊チケットが貰えます。)